ライフプランという名の保険勧誘A
謎のライフプランナーは言います。「不可避とも言える『老後』と『こども』のための貯蓄はどういたしましょう」
ここでは銀行の普通預金・定期預金の金利の低さを説いた上で、貯蓄の方法として「積立型の生命保険(終身保険や養老保険)もありうる」のような話になります。金利が良くないのですから、生命保険だって良いわけがないのですが、「生命保険ですからこれで貯蓄をすれば当然死亡保障もついてくるので、先ほどの生命保険の必要保障額からこれを差し引くことができます・・・」と言って、先ほど提案した生命保険の金額を下げてきたりするのですね。
そして「お給料から生活費を除いた金額で貯蓄をするのではなくお給料から貯蓄額を引いた残りで生活する」という『貯蓄の法則』などというワケのわからない理論を持ち出し、「だからこそお給料日の翌日に保険料が(口座振替で)引かれるようになっている」という詭弁や「途中で車を購入したくなったら、保障はそのままでお金を引き出せる“契約者貸付制度”というものもある」と、もはや五大出費のすべてを保険に集約しようとする屁理屈まで飛び出すことさえもあります。
更には医療保険の話をし、最後に「投資に興味はございますか?」と言って外貨建ての保険まで勧めたら、パーフェクトな謎のライフプランナーと言えるでしょう。もちろん、本人にとって、ですけどね。
生命保険を見直すハズが気づいてみればむしろ高くなっているなんてこともあるようです。
『只より高い物はない』なんてことにならないようにしたいですね。
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※2024年6月時点の内容となります