過剰歯
私が「過剰歯」という言葉を知ったのは、ほんの数か月前の事でした。
調べてみるとネットで数多くの情報がでていますが、今回は我が子が「過剰歯」だと診断されて、その「過剰歯」を抜くまでの紆余曲折を記事にしようと思います。
まずは「過剰歯」の説明。
過剰歯とは、子供の乳歯20本、大人の永久歯(親知らずを含めて)32本、これよりも多くある歯を「過剰歯」と呼びます。
乳歯の過剰歯は症例が少なく、乳歯から永久歯に歯が生え変わる6歳前後で永久歯の過剰歯が発見されることが多いそうです。
女子よりは男子に多く、発生確率は子供全体の3%。
上の前歯の真ん中に出てくることが多いようですが、一生歯茎の中に居座るパターンや、鼻の空洞方向に伸びてしまうレアなケースもあるようです。
どのパターンにしろ、通常の永久歯が生えてくるのを阻害しているようであれば、抜歯することを勧められます。
<ここからは我が家のケース>
過剰歯だと診断されたのは、小2の次男。
乳歯が抜け始めた時期は、遅くも早くもなかったと記憶しています。
年長さんの頃、上のど真ん中に、小さな尖った永久歯が生えてきました。
小1の頃、その隣に正常な上の前歯が1本生えてきました。
上の前歯の乳歯は全て抜けたものの、それ以外の歯が出てこない。
(「次男」故、親もそれほど心配していなかった)
尖った前歯1本と、正常な前歯1本のまま、約1年が経過しました。
そして数か月前、虫歯治療のため、かかりつけの歯医者に行くと・・・
「次男君は過剰歯かもしれません。来週、矯正専門の先生がくるので、その日に見せに来てください」と言われました。
矯正専門の先生と約束した日時に歯医者に次男を連れていき、レントゲンを撮ってもらうと、上の前歯が5本ある「過剰歯」であることが判明しました。
一番最初に生えてきた、ど真ん中の尖った歯が「過剰歯」だったのです。
この過剰歯があるため、その他の正常な上の前歯が出てこられなくなっている状態でした。
矯正の先生からは、なるべく早く過剰歯を抜いて、すぐに矯正を始めることを勧められましたが、即答は避け、その日は帰宅。
その夜から猛烈に「過剰歯」について調べ始めました。
次男のパターンは一番メジャーなケースである事。
すでに生えてきているので、歯茎を切開せずに抜くことが出来る事。
一刻も早く抜いたほうが良い事。
さて、同時に矯正を始めるべきか・・・これが判断に迷った点でした。
次男はオシャレが大好きな子です。
外見がオシャレなのに、笑ったらヒドイ歯並び・・・ってのは切ない。
また、歯並びが悪いことをコンプレックスに感じて、笑わない青年になってしまうのも嫌だ。
将来的に矯正するのは仕方ないにしても、その時期が今なのか???
ネットで、歯列矯正の無料相談をしている歯科医を見つけ、相談しました。
回答を要約すると・・・
小2で矯正しても、矯正後に奥歯が生えると結局また歯並びが悪くなる。
小2では、永久歯の根元が完成していないので、歯列矯正には危険が伴う。
小2では歯列矯正の器具の不快感に音をあげ途中でやめてしまう子が多い。
過剰歯はなるべく早く抜いたほうが良いけれど、歯列矯正は小学校高学年からでいいのでは?との事。
私なりに納得し、矯正専門の先生に、今回は抜歯のみお願いしますと伝えました。
大学病院に紹介状を書いてもらい、予約を取り、仕事と学校を休んで大学病院に行きました。
当日の待ち時間1時間半。
麻酔をして過剰歯を抜くのに15分。
次男もほとんど痛みを感じることなく、あっけないほど簡単に抜いてもらえたようです。
こちらが抜いてもらった「過剰歯」
抗生物質と痛み止めを処方してもらい、帰宅しました。
食事も普通に食べることが出来たし、熱が出るなどの影響もありませんでしたが、その日の夜一度だけ鈍痛で目を覚ましました。
「過剰歯」の抜歯後、どの程度マトモな歯並びに仕上がるのか全く解りませんが、小学校高学年で矯正を始めることになりそうです。
・・・はぁ~、お金貯めなきゃ!!(手付金平均30万円だそうです)
2015年11月20日
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